京都四条通を歩けば、老舗の趣とモダンな彩りが隣り合わせに並んでいます。今回は、いろいろに楽しめる、京都のかわいいお土産を巡ってきました。手のひらにおさまるきらめきと、抹茶の奥深い香り。旅の余韻をそのまま持ち帰るような、ふたつのお店をご紹介します。

Kyoto Marun|京都まるん
まず訪れたのは、色とりどりのお菓子と雑貨が並ぶ 京都まるん。

店内に足を踏み入れた瞬間、ガラス瓶に詰まった宝石のようなお菓子がきらきらと出迎えてくれて、思わず声が出てしまうかわいさです。

まず手に取ったのは、ぴこまるんミックスの金平糖。ちいさな星の粒みたいな金平糖が、パステルカラーで一瓶にぎゅっと詰め合わされています。

口に入れると、カリッとした軽い歯ざわりのあとに、フルーツの甘さがふわっと広がります。オレンジにソーダ、パイン、マスカット、りんご、グレープ。粒ごとに味が違うから、「次はどれかな」とひと粒ずつ選ぶのが楽しくて、気づけば手が止まらなくなっていました。素朴なのにどこか懐かしい甘さで、お茶うけにもぴったりです。

続いて選んだのが、さくらの金平糖。桜の花びらを思わせるやさしいピンクの粒が愛らしくて、眺めているだけで心がほどけていきます。

かじると、ほんのりさくらの風味がやさしく香って、春の京都をそのまま閉じ込めたような味わい。甘さは控えめで上品なので、緑茶と合わせると和の余韻がいっそう引き立ちます。小さな瓶に春が詰まっているみたいで、季節の贈りものにもおすすめです。

そしてもうひとつ、目を奪われたのが うつろいこはく。大きな貝殻の形をした琥珀糖で、SNSでも「宝石すくい」と呼ばれて人気なのだそう。光にかざすと、氷のようにきらりと透きとおって、その名のとおり色が“うつろう”グラデーションにうっとりします。

食べてみると、外はシャリッと薄い砂糖の膜、中はぷるっとやわらかいゼリーのよう。このコントラストがくせになります。みかん・きんかんの爽やかな柑橘から、ベリーの甘酸っぱさまで、ひと箱で4つの味が楽しめて、見た目も味わいも贅沢な一品でした。もったいなくて、ひと粒ずつ大事に食べたくなります。

Itohkyuemon|宇治抹茶 伊藤久右衛門
京都のお茶といえば、宇治茶。天保3年創業の老舗茶屋 伊藤久右衛門 の看板スイーツ、宇治抹茶ラングドシャ「葉ごろも」 もお土産に買ってみました。

フランス生まれの焼き菓子ラングドシャに、伊藤久右衛門自慢の高級宇治抹茶を練り込んだ一枚。抹茶は熱に弱く、焼き上げると色や香りが変わってしまうため、1年2ヶ月をかけて焼成温度と時間を研究したのだとか。名前の「葉ごろも」は、天女がまとって空を飛んだという伝説の「羽衣」に、お茶の葉をかけて名づけられたそうです。

ひと口かじると、サクッ、と軽やかな音。深緑のクッキー生地から抹茶の香りがふわりと立ちのぼり、あいだに挟まれた抹茶ホワイトチョコのやさしい甘さが、ほろ苦さをそっと包み込みます。甘すぎず、抹茶の旨みがしっかり残る大人の味わいで、濃いめに淹れたお茶にもコーヒーにも合いました。個包装なので、職場や友人へのばらまき土産にもぴったりです。

きらめく金平糖に、透きとおる琥珀糖、そして奥深い宇治抹茶。かわいくて、京都らしくて、開ける瞬間まで楽しい。そんなお土産たちは、旅の時間をそのまま閉じ込めたような特別な余韻をくれました。

今日はこれまで。
ACCESS
〒605-0073 京都市東山区祇園町北側244番地