東京の魅力は、その懐の深さにある。下町情緒あふれる浅草から、最先端のファッションが息づく原宿・表参道まで。ひとつの街でこれだけ異なる表情を見せる都市は、世界でも稀です。今回は、伝統の味と新しいカルチャーが交差する東京を、グルメという切り口で巡ってみたいと思います。

Asakusa — 仲見世通りに息づく江戸の記憶
雷門をくぐると、そこは別世界です。仲見世通りは、参道の両脇に小さな店がずらりと連なる、日本最古の商店街のひとつ。

雷おこし、人形焼き、きびだんご、あげまんじゅう――昔ながらの味が、観光客と地元の人々を分け隔てなく迎えてくれます。

Asakusa Menchi — 行列の先にある黄金のメンチカツ
浅草を訪れたら、外せないのが「浅草メンチ」のメンチカツ。揚げたての衣はザクッと音を立て、噛んだ瞬間に肉汁があふれ出します。

黒毛和牛と高座豚を使った贅沢な一品は、立ち食いという気軽さとは裏腹に、確かな満足感を残してくれます。熱々でやけどしそうだったけど、めっちゃうまくてジューシーでした。

Sensoji — 浅草のシンボル、観音さまの御利益
仲見世通りを抜けた先に、堂々とそびえるのが浅草寺。628年創建と伝わる、東京最古の寺院。

御本尊は聖観世音菩薩。古くから「浅草観音」として親しまれ、絶え間なく国内外から参拝者が訪れます。本堂前で香炉の煙を浴び、体の悪いところにかけると良くなる――そんな言い伝えに従う人々の姿も、浅草寺ならではの光景ですね。

Yoshitora — 吉寅のベビーカステラ
ふんわりと甘い香りに誘われて、足を止めてしまう浅草・吉寅のベビーカステラにやってきました。

外はこんがり、中はしっとりでめっちゃうまいです。

素朴ながらも飽きのこない味わいで、歩きながらつまむのにぴったり。

浅草の街並みも、大道芸や、

浅草演芸場などいろいろ見所があります。

Meiji Jingu — 都会の森の明治神宮
喧騒から一転、明治神宮へ。原宿駅からほど近いとは思えないほど、深い緑に包まれた静寂の空間が広がります。

玉砂利を踏みしめながら参道を進むと、心まで澄んでいくようです。

参道を抜けると、視界が開け、荘厳な社殿が姿を現われます。

明治神宮の本殿は、伝統的な「流造(ながれづくり)」の様式で建てられています。檜の素木が醸し出す気品ある佇まいは、華美な装飾とは無縁の、凛とした美しさですね。

そして明治神宮ならではなのが、おみくじです。一般的な神社のおみくじとは異なり、ここには「大吉」「凶」といった吉凶の区別がなく、代わりに授かるのは「大御心(おおみごころ)」と呼ばれる、明治天皇と昭憲皇太后が詠まれた和歌が記された一枚です。

三万首を超える御製・御歌の中から選ばれた言葉が、今を生きる私たちへの教えとして心に響きます。

Omotesando Hills — 築地玉寿司 ささしぐれ
表参道ヒルズの洗練された空間で味わうのは、築地玉寿司「ささしぐれ」のお寿司が逸品です。

表参道握りは、めっちゃうまくてネタの鮮度と職人の技が光る一皿。

この店一番のおすすめです。

そして名物の「地獄わさび挟み巻」は、たっぷりの山葵が効いた刺激的な逸品です。

鼻に抜けるツンとした辛さの後に、ネタの旨味がじんわりと広がりますが、辛くて後悔しちゃいそうです。

Harajuku Cat Street — rag & bone coffee のアサイー
締めくくりは、原宿キャットストリートの「rag & bone coffee」へ。

トレンドに敏感な人々が集うこのエリアで、鮮やかなアサイーボウルが目を引きます。フルーツとグラノーラの彩り、ひんやりとした口当たりでめっちゃうまい。

食べ歩きの最後に、心地よい清涼感を与えてくれます。

アップルジュースもめっちゃおすすめです。

伝統の揚げ物から職人の握り、そして今どきのアサイーまで。東京は、いつ訪れても新しい発見があります。

今日はこれまで。