Prologue — 夏がいちばん膨らむ日
日本三大祭のひとつ、大阪の天神祭。一年でいちばん夏が膨らむ日。大阪天満宮の御鎮座の翌々年、天暦5年(951年)に社頭の浜から神鉾を流し、流れ着いた浜に斎場を設けて禊祓いを行い、その際に神領民が船を仕立てて奉迎したのが天神祭の始まり。

Blue Sky, White Giant — 青空と入道雲
浴衣に袖を通し、会場に向かう道すがら、ふと空を見上げて足が止まった。
抜けるような青。
その青を押しのけるように、白い入道雲がむくむくと立ち上がっている。

Street Food — 屋台の灯り
参道に近づくにつれ、屋台に人通りが多くなる。
ソースの焦げる香り、やきそばやたこ焼きなど。
まずは冷たいドリンクを一杯。

それから、苺。
真っ赤な苺が氷のように冷たくて、口の中でほどけてめっちゃおいしい。

そして今回いちばんの当たりが、ねぎマヨとかのはしまきだった。
薄く焼いた生地を割り箸にくるりと巻きつけた、あの素朴な形。
そこにたっぷりのねぎとマヨネーズ。
ソースの香ばしさに、ねぎのシャキッとした食感が重なって、歩きながら食べるのにこれ以上ないおいしさだった。

The Crowd — 人の波
正直に書いておくと、人はものすごく多かった。
前に進むというより、押し流されるという感じ。
浴衣の袖と袖が触れ合い、下駄の音が地面を叩き、どこからか祭囃子が聞こえてくる。

Hanabi — 天満橋の大川に咲く
花火の最初の一発。
響く音が遅れてやってきて、
それから遅れて、歓声が波のように広がった。

天満橋の大川の水面が、上がるたびに赤に、金に、緑に染まる。
空の花火と、水に映る花火。

Epilogue
花火が終わって、皆々様おのおのに帰路に着き、今年の夏祭りが終わる。

今日はこれまで。
ACCESS
大阪天満宮(天神祭 本社)
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋2丁目1-8